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葬儀屋社長奮戦記

2011年10月15日 土曜日

社長の葬式

社長の葬式
 それぞれのときが流れその後十年の月日が流れたある日、社長の娘さんから電話が入った。随分久しぶりだった。
「もしもし、水野さんですか?ご無沙汰してます。」「あ、けいこちゃん?元気?どうしたの?」
「実は父が入院してて、お医者さんから、心の準備をしておく様に言われたんです。」「いつから入院してたの?昔手ジ術したのとなんか関係あるの?」「関係は無いみたいです。癌なんです」「そうなんだ、今はどんな感じ?」
「意識もしっかりしているし痛みもあんまり無いみたいで、助かっているんですけど。」
「分った、万一のときは心配しないでいいから、治療に専念してね」「はい分りました。ありがとうございます。」
、きっと社長のことだから意地を張ってるんだと思うとお見舞いに行くのもどうかななどと思って数日を過ごすのもつかの間社長の訃報が届いた。
「先ほど父が亡くなりました。」「うん、分った、待っててね、今から迎えにいくから・・」
僕は会社の寝台車に乗り込むと夕暮れの町に車を走らせた。病院に着くと二人の娘さんが付き添っていた。社長を乗せ妹さんの方が寝台車に乗ってお姉ちゃんは自分の車で家に向かう。
アパートの自宅に戻ると僕等3人で社長を布団に寝かせて、スーツに着替えさせた。社長の宗派は白の装束を使わずにスーツを着せることが多い。すっかり衣装を調えると同じ宗派の人たちや近所の人たちがお参りに来た。
僕はおまいりの人たちがひと段落着くのを待って日程を打ち合わせた。社長は万が一のことがあったら公営の式場を借りて葬儀をするようにと言い残していたので意向に沿って式場を予約して日程を確定して家を後にした。
家を出るとすぐに弟に電話した。「あ、お兄さんどうしました?」「さっき社長が亡くなって日程決めたから、知らせようと思って・・」「え?社長が?・・・そうなんですか・・・」弟も何か思うところがあったのだろうしばらく沈黙の後「分かりました、仕事は全部キャンセルして手伝いますから」「頼むぜ、部長さん」弟はいつの間にか部長になっていた。




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